喜入な日々

豊かな自然の中で、超一流の製品を生み出し続ける

喜入地域にある、株式会社九飛勢螺へ訪問させていただきました。
九飛勢螺は、「ドリルねじ」という特殊ネジを製造しています。「ドリルねじ」とは、鉄板に穴をあけながら同時に止めるネジです。独自技術により実現した、「ずば抜けた切れ味」を持つことが特徴だそうです。世界中の様々な企業を販路に持ち、7割ほどが海外輸出のグローバル化した企業でした。 ここ喜入から世界へ、独自性の高い製品が供給されていました。

九飛勢螺がある喜入の生見(ぬくみ)地域は、豊かな自然に囲まれる地域です。工場を訪れてまず驚くことは、広々とした敷地の真ん中に樹齢500年は超えると思われるクスノキの大木があることです。自然に囲まれた環境は、クリエイティブな開発や独自技術の探求に向いているということでした。

鹿児島工場の責任者 常務取締役の 仮屋 祐樹さんにお話を伺いました。
「グローバルで認められるには、一歩先の卓越した性能がないといけない…」
「商品性能を向上させ、製品誤差を極限またでなくすには、その先の技術を追求し続けることです。」と、
かなり難しいと思われることでも笑顔で話される姿に技術屋魂を感じました。
一方、「技術を追い求める苦労は楽しいですよ!」とも言われ、苦労すら楽しんでしまう明るさに、技術屋としての遊び心も感じました。

また、仮屋さんから感じた遊び心は、商品を創り出すスタッフさんからも感じ、改善と追求をする事を楽しんでいるようにも見えました。話を聞けば聞くほど、自然が豊かな環境だからこそ、企業の心臓部とも言える開発部を喜入に構えているのだと感じました。

月に一回、新しい技術の「ひらめき」や「改善プラン」を出し合い、「ひらめき表彰」として社内で評価される制度に繋がっていることなど、スタッフ自ら技術革新に向けて提案する風土がありました。

同社のネジは身近なところでも使われています。たとえば、セブンイレブンの建物にも使われるなどです。スタッフのお子さんが「お父さんの仕事ってすごいんだ。」と、言われたなど、心温まる話でインタビューは終わりました。お忙しい中、お時間を割いて下さった仮屋さん、並びにスタッフの皆さま本当にありがとうございました。